「攻撃で違いをつくる。」杉浦力斗 / Osaka City SC
ゴールへ向かう姿勢を、最後まで貫く。
杉浦力斗選手が、サポーターに一番見てほしいと語ったのは、自身の持ち味でもあるそのプレーだった。
「攻撃的なプレー」
ボールを受ける。
相手を剥がす。
ゴール前へ入り込む。
その一つひとつのプレーに、得点への意識が込められている。
そして、SH・MFとして最も大切にしていることを聞くと、返ってきた答えはシンプルだった。
「フリーでボールを受けること、ゴール前に入っていくこと。」
攻撃で違いを生み出す。
そのための準備を、杉浦選手は90分間続けている。
サッカーは、気づけば生活の一部だった。
杉浦選手がサッカーを始めたきっかけは、二人の兄の存在だった。
「兄2人がサッカーをやっていたので、物心ついた時からサッカーでした。」
幼い頃に憧れた選手はネイマール。
自由で創造力あふれるプレーに魅了され、自然とボールを追いかける毎日が始まった。
その少年は、IRIS生野、興國高校へと進み、着実に実力を伸ばしていく。
育成年代で身につけた、技術だけではない財産。
IRIS生野、そして興國高校。
杉浦選手が振り返る育成年代で得たものは、技術だけではなかった。
「忍耐力、サッカーの考え方、人間力。」
苦しい時期もあった。
それでも積み重ねてきた経験が、今の自分を支えている。
「今までの指導者がいて、今の自分が成り立っています。」
劇的に何かが変わったわけではない。
一人ひとりとの出会いが、少しずつ杉浦力斗という選手をつくり上げてきた。
積み重ねてきたクラブへの敬意。
ツエーゲン金沢、おこしやす京都AC、テゲバジャーロ宮崎、福山シティFC。
さまざまなクラブで経験を積んできた杉浦選手は、そのすべてが今につながっていると話す。
「今までプレーしたクラブに恥じないようなプレーをしようと心がけています。」
経験したクラブへの感謝。
そこで出会った仲間や指導者への敬意。
その思いが、今もプレーの原動力になっている。
地元・大阪で戦うという選択。
Osaka City SCを選んだ理由は、とてもシンプルだった。
「地元のクラブで少しでもチームの力になれたらと思って。」
大阪府出身だからこそ、地元でプレーできる喜びもある。
「生活のしやすさです(笑)」
そう笑いながら答える杉浦選手らしさも印象的だった。
派手な言葉ではなく、自然体。
そんな飾らない人柄も、杉浦選手の魅力の一つだ。
信頼が生んだ、あのクロス。
前期・後期ともに印象に残っているというACミドルレンジ戦。
特に7月4日の一戦では、チームを勢いづけるゴールを決め、さらに野勢日向太選手の同点ゴールも演出した。
あの場面を振り返ってもらうと、こんな答えが返ってきた。
「最初はシュートを打とうと思ったけど、相手が寄せてきていたのでかわして上げたら、ノセちゃんおるやろと思って上げました。」
そして最後に一言。
「ノセ氏、ナイスゴール。」
一方、野勢選手は以前のインタビューでこう話している。
「りっきーは絶対クロスを上げてくれると思っていました。」
互いを信じているからこそ生まれたゴール。
クロスを上げる時に意識しているのは、人ではなくスペースだという。
「人に合わせるんじゃなくて、スペースに蹴ること。」
そのスペースへ走り込んでくる仲間を信じる。
それが杉浦選手らしいアシストだった。
背番号11への思い。
現在背負う背番号11は、杉浦選手にとって特別な番号だ。
高校時代、公式戦では9番だったが、自分のユニフォームは11番。
小学生の頃も11番を背負っていた。
「昔から好きな番号なんです。」
その番号とともに、攻撃で違いを生み出す選手を目指している。
チームで果たしたい役割を聞くと、迷いなくこう答えた。
「攻撃面で違いを出せる選手に。」
まだ満足はしていない。
今シーズンは得点という結果も残している。
しかし、杉浦選手は首を横に振る。
「チャンス全部決めてたら、もう少し得点伸ばせてたので、手応えってほどではないです。」
現状に満足しない。
もっとできる。
その向上心が、次のゴールへつながっていく。
昇格へ。目の前の一戦に集中する。
8月23日のBANDITO生駒戦。
そして、その先にある昇格争い。
杉浦選手が意識することは変わらない。
「今まで通り、目の前の試合に集中します。」
サポーターの声援は、いつも背中を押してくれる。
「背中を押されてる気分です。」
昇格が決まった瞬間に喜びたい相手は、「クラブのみんな」。
自分自身を一言で表すなら、「優しい男の子」。
少し照れながら答えたその一言は、杉浦選手らしさをよく表していた。
攻撃で違いをつくる。
そのプレーで、仲間を生かし、自らもゴールを奪う。
背番号11は今日も、大阪のピッチで勝利だけを目指して走り続ける。
最後に、サポーターへメッセージをもらった。
「昇格に向けてあと少し頑張りますので、応援よろしくお願いします。」
■Osaka City SCについて
Osaka City SCは、「大阪のど真ん中に、誰もが熱狂できるクラブを創る」という想いから誕生しました。「挑む者が世界を揺らす」をスローガンに掲げ、圧倒的な強さで「史上最速でのJリーグ昇格」を目指しています。
■Osaka City SC 公式SNS
Instagram:https://www.instagram.com/osakacity_sc/
X:https://x.com/osakacitysc
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