第105回天皇杯全日本サッカー選手権大会が5月24日に開幕し、J3所属の栃木SC(栃木県代表)は、山形県代表の大山サッカークラブを5-0で破り、2回戦進出を果たした。試合は栃木県グリーンスタジアムで行われた。
序盤からボールを支配し主導権を握った栃木SCだったが、相手の粘り強い守備に阻まれ、なかなか得点を奪えない時間が続いた。しかし、均衡を破ったのは前半26分。今季加入したルーキーFW星野が左足で冷静に流し込み、プロ初ゴールとなる貴重な先制点を挙げた。
勢いに乗った栃木SCは前半43分にも再び星野が決め、2-0で前半を折り返す。後半に入っても攻撃の手を緩めず、星野がこの日3点目をマークし、見事ハットトリックを達成。さらに2点を加え、試合を通じて計5ゴールを奪った。
守備陣も集中力を切らさず無失点で試合を締め、Jクラブとしての貫禄を示す完勝。栃木SCは、6月11日に行われる天皇杯2回戦でJ1の東京ヴェルディと対戦する。