第105回天皇杯全日本サッカー選手権大会の1回戦が5月25日に行われ、ツエーゲン金沢(石川県代表・J3)が中京大学(愛知県代表)に6―0で圧勝。2回戦へと駒を進めた。会場は金沢ゴーゴーカレースタジアム。
金沢は、東海学生リーグ1部で無敗を誇る中京大学を相手に、序盤から試合の主導権を握った。前半15分、MF嶋田慎太郎の浮き球に反応したMF四宮悠成がヘディングで先制点を奪取。だが、31分にはFW大谷駿斗が得たPKを外すなど、前半は1点止まりで折り返した。
後半に入ると、金沢の攻撃陣が一気に爆発。開始11分にFW土信田悠生が左足で追加点を挙げると、その1分後にはDF宮崎海冬がプロ初ゴールを決めて3点目。さらに18分に大谷がリベンジとなる1得点を加え、26分には再び土信田がこの日2点目を記録。終盤には途中出場のFWパトリックがダメ押しとなる6点目を決め、終わってみれば大量得点の快勝となった。
Jリーグ未出場のルーキー・宮崎は「結果を出せてうれしい。良い意味で調子に乗っていきたい」とコメント。天皇杯という大舞台での躍動に笑顔を見せた。
ツエーゲン金沢は、2回戦でJ1・FC東京と対戦する。試合は6月18日(水)、味の素スタジアムでの開催が予定されている。