ギラヴァンツ北九州、吉長の一撃で島根撃破!堅守でいわみを封じ2回戦進出|天皇杯2025・1回戦

第105回天皇杯全日本サッカー選手権大会の1回戦が5月25日に各地で行われ、ギラヴァンツ北九州(J3/福岡県代表)がベルガロッソいわみ(島根県代表)に1-0で勝利し、2回戦進出を決めた。試合は島根県出雲市の島根県立浜山公園陸上競技場で行われ、観衆679人が詰めかけた。

試合は立ち上がりから地元・いわみが積極的に前へ出る展開に。クラブ史上初のJクラブとの公式戦という舞台で、攻撃に意欲を見せる。しかし先にスコアを動かしたのは北九州だった。前半19分、MF吉長真優が右サイドからカットインし、左足で逆サイドへ流し込む技ありの一発。これが決勝点となった。

その後も互いに決定機をつくるが追加点はならず。前半20分にはいわみの原田列志がゴール前で足を振り抜いたがミートせず。27分には北九州の渡邉颯太がヘディングで狙うも、GK吉永縁心の好守に阻まれた。

後半も北九州の堅守が光る。57分には樺山諒乃介がドリブルから決定機を迎えるが、シュートはポストに嫌われ追加点ならず。61分にも坪郷来紀が好機を得たが、ゴール上に外した。

それでも北九州は、明治安田J3第13節終了時点でリーグ最少7失点を誇る守備力で、いわみの反撃を封じた。アディショナルタイムには水津颯太がこぼれ球に反応するが、シュートはブロックに遭い、最後までネットは揺れなかった。

試合後、増本浩平監督は「何か、かみつける要素を見つけたい」と次戦を見据える。北九州は、6月11日の2回戦でJ1のファジアーノ岡山と敵地・JFE晴れの国スタジアムで対戦する。3月にはルヴァン杯で岡山を1-0で破っており、再びの金星に期待がかかる。

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