沖縄SVが4発快勝、ヴェルスパ大分を撃破し2回戦進出!次戦はJ1福岡と激突へ|天皇杯2025

第105回天皇杯全日本サッカー選手権大会の1回戦が5月25日に行われ、沖縄県代表の沖縄SVが、大分県代表のヴェルスパ大分に4―1で快勝。2回戦進出を決めた。会場は沖縄県総合運動公園陸上競技場。両チームともに日本フットボールリーグ(JFL)所属の同カテゴリー対決となったが、試合は序盤から沖縄SVが主導権を握った。

雨の降るコンディションの中で行われた一戦。先に試合を動かしたのは沖縄SVだった。前半17分、左サイドを突破した村田達哉の仕掛けからボールを受けた下口竜空が右足を振り抜き、ゴール左隅へ突き刺した。鮮やかな一撃で試合を動かした下口は「シュートコースが見えたので思い切って振った。感情が爆発した」と喜びを語った。

さらに前半28分、ゴール前での崩しから川中健太のパスを受けた高塩隼生が飛び込み、2点目をマーク。前半を2-0と優位に折り返した。

後半開始直後、ヴェルスパ大分も反撃に転じ、佐藤駿介のクロスに高山勝が合わせて1点を返す。1点差に詰め寄られた沖縄SVだったが、焦ることなく対応。流れを変えたのは再び高塩隼生だった。左サイドのクロスに頭で合わせ、こぼれ球を上野遥介が強烈なボレーで叩き込む。勢いを再び取り戻した沖縄SVはその後も攻撃の手を緩めず、終盤には途中出場の松下大祐がPA内で倒されると、そのこぼれ球に反応した川中が冷静に追加点を挙げた。

守備陣も集中を切らさず、GKを中心に大分の反撃を封じ込めた沖縄SVは、試合を通して攻守において安定した内容を披露。堂々の4―1勝利で2回戦へと駒を進めた。

試合後、ゴールとアシストで攻撃をけん引した川中は「自分たちは本気で優勝、昇格を目指している。その気持ちをピッチで表現した」と語気を強めた。小野木監督も「獲るべき選手が得点できたのはチームの勢いになる。アビスパ福岡との試合は願ってもない機会。思いきりぶつかりたい」と意気込みを見せた。

2回戦では、6月11日にJ1のアビスパ福岡との対戦が控える。会場は福岡県・ベスト電器スタジアム、午後7時キックオフ予定。好調のままJクラブ撃破に挑む沖縄SVに、注目が集まる。

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