「大学でも本気でサッカーを続けたい」
「Jリーグを目指せる環境でプレーしたい」
そんな高校サッカー経験者にとって、大阪学院大学サッカー部は魅力ある選択肢の一つです。
本記事では、関西学生サッカーリーグ1部に所属する大阪学院大学サッカー部の2025年登録メンバーを、出身高校・ポジションごとに詳しく紹介。さらに、Jリーグ内定選手や注目の若手、スカウトが注目する選手まで幅広くピックアップしています。
大学選びを真剣に考えている高校生に向けて、以下のような情報も網羅:
- チームの戦績とレベル感(関西リーグでの実力)
- 指導体制・練習環境・育成方針
- 過去の進路実績(Jリーグ、社会人、一般就職)
- 学業と両立しながら成長できるサポート制度
「自分が活躍できるフィールドはどこか?」を考える上で、本気の進路選びをサポートするリアルな情報をお届けします。
大阪学院大学サッカー部とは?
「大阪学院大学サッカー部って、どのくらい強いの?」「どんな環境でトレーニングしているの?」という疑問を持つ高校生や保護者の方に向けて、このセクションではチームの概要や特徴を詳しく紹介します。大阪学院大学は、関西学生サッカーリーグの中でも、安定した成績と育成力で注目を集める大学のひとつです。
関西学生サッカーリーグの所属と過去の戦績
大阪学院大学サッカー部は、関西学生サッカーリーグ2部に所属(※2024年度時点)しています。関西リーグは、関東リーグと並ぶ大学サッカーの2大勢力であり、JリーグやJFLなどに多くの選手を送り出している全国屈指のレベルを誇ります。
近年の大阪学院大学は、2部リーグの上位常連として力をつけており、1部昇格を目指して毎シーズン熾烈な争いを繰り広げています。戦術理解と組織力を高めた堅実なサッカーが持ち味で、特にフィジカル面と対人守備の強さには定評があります。
指導陣・トレーニング環境の特徴
大阪学院大学サッカー部には、Jクラブ経験者や全国レベルの指導実績を持つスタッフが複数在籍しています。監督・コーチ陣は、技術・戦術面だけでなく、メンタル面のケアやキャリア形成にも力を入れており、学生の“人間力”の育成にも注力しています。
- 監督:實好 礼忠(Noritada Saneyoshi)
- コーチ:松代 直樹(Naoki Matsuyo)
- コーチ:石櫃 洋祐(Yosuke Ishibitsu)
- コーチ:大槻 周平(Shuhei Otsuki)
- トレーナー:高見 祐也(Yuya Takami)
トレーニングは人工芝グラウンドやフィジカルジムなどの施設を活用し、週5~6日の強化練習を実施。プレー分析のための映像解析や、GPS機器を使ったデータ管理など、大学サッカーとは思えないほどの本格的なトレーニング体制が整っています。また、ケガ予防・回復支援のためのトレーナー常駐・メディカルサポート環境も整備されており、安心して競技に取り組めるのも大きな特徴です。
※引用元:大阪学院大学サッカー部ホームページより
選手育成の方針と大学のサポート体制
大阪学院大学サッカー部では、「プロ志向の選手を育てる」だけでなく、多様な進路を支援する“選択肢のある育成”を方針としています。
プロクラブや社会人チーム、指導者や教育職、一般企業など、卒業後の進路は選手によってさまざま。大学側もキャリアセンターと連携し、就職活動の支援やインターンシップ、資格取得支援などを通じて、サッカー以外の道もしっかりとサポートしています。
さらに、サッカーを通して「考える力」「伝える力」「挑戦する力」を養う育成が徹底されており、競技と人生の両方で“強く生きる力”が育まれています。
大阪学院大学サッカー部、2025年登録メンバー一覧
ここでは、2025年シーズンに登録されている大阪学院大学サッカー部の最新メンバーを、ポジション別に紹介します。各選手の学年と出身高校・ユースチームも併記していますので、出身地域や育成年代の特徴もチェックできます。
GK(ゴールキーパー)
- 21 大野 航暉(4年|高岡第一高)
- 61 吉田 宇良(4年|神戸弘陵高)
DF(ディフェンダー)
- 2 柴田 将伍(3年|京都サンガF.C. U-18)
- 4 岡田 佳己(4年|京都橘高)
- 12 野田 翔升(3年|大津高)
- 15 杉山 誠夢(2年|東福岡高)
- 23 富岡 信ノ助(4年|静岡学園高)
- 36 麻田 大翔(3年|大阪学院大高)
- 55 清水 俊(2年|大阪学院大高)
- 85 宮本 大誠(2年|日章学園高)
MF(ミッドフィルダー)
- 3 吉村 美海(2年|静岡学園高)
- 5 寺田 律稀(4年|青森山田高)
- 6 木場 慶太(4年|大阪学院大高)
- 7 鈴木 聡太(2年|セレッソ大阪U-18)
- 8 山本 未来翔(4年|大阪学院大高)
- 11 芦高 佑(4年|長崎総合科学大学附属高)
- 13 井伊 虎太郎(3年|大津高)
- 14 庄 大空(2年|静岡学園高)
- 17 橿本 心(3年|流通経済大学付属柏高)
- 18 山中 奨(4年|米子北高)
- 19 志賀 小政(2年|静岡学園高)
- 22 鳥井 禅音(2年|サンフレッチェ広島ユース)
- 24 新田 洸成(3年|徳島ヴォルティスユース)
- 38 今吉 心絆(2年|東福岡高)
- 68 對馬 陸人(2年|東福岡高)
FW(フォワード)
- 9 武谷 唯人(3年|東福岡高)
- 10 青木 玲(4年|大阪学院大高)
- 16 北田 統士(4年|大阪学院大高)
- 20 鈴木 仁也(4年|鹿島学園高)
- 77 肥後 潤(3年|浜松開誠館高)
注目選手ピックアップ
大阪学院大学サッカー部には、Jクラブから注目を集める有力選手が複数在籍しており、近年ではJリーグ内定者の輩出やプロ入りに近い実力派プレイヤーの育成にも成功しています。
このセクションでは、Jクラブへの内定が決まった選手や、スカウトの間で評価が高い注目株、そして2025年に飛躍が期待される若手を紹介します。高校生やサッカー関係者が今後の進路やスカウト活動の参考にできる内容となっています。
Jリーグ内定選手の紹介と経歴
過去には、大阪学院大学からJリーグクラブへ内定を決めた選手も輩出されています。たとえば、2023年度にはDF岡田佳己選手が関西学生リーグでの活躍を評価され、JFLやJ3クラブからオファーを受けるなど、着実にプロへの道を切り開いています。
2025年シーズンの注目は、MF寺田律稀(青森山田高出身・4年)やFW青木玲(大阪学院大高出身・4年)といった最終学年の中心選手たち。特に寺田は、中盤でのゲームメイク力と戦術理解度が高く、関西学生リーグの中でも存在感を放つ一人です。
スカウトの目に留まりやすいのは、ただ技術があるだけでなく、戦術への適応力や試合中の判断力。大阪学院大学はその点で、プロ向きの選手を育成する土壌が整っているのが特徴です。
スカウト注目の実力派プレイヤー
Jリーグだけでなく、JFL・地域リーグ・社会人クラブからも注目されている選手が多数存在します。たとえば、
- DF柴田将伍(京都サンガF.C. U-18出身・3年)
→ 安定した対人守備とロングパスでの展開力に優れ、昨季は全試合先発出場。守備のリーダー格として信頼が厚い存在です。 - MF志賀小政(静岡学園高出身・2年)
→ 1年時から試合に絡む技術派ボランチ。視野の広さと左右両足の精度はすでに上級生と遜色なく、Jスカウトも定期的に視察に訪れているとの噂も。 - FW北田統士(大阪学院大高出身・4年)
→ 前線での体の張り、ターゲットマンとしての強さに定評。ヘディングの精度が高く、セットプレーでの得点力も魅力。
こうした選手たちは、関西学生リーグ内での安定したパフォーマンスに加えて、スカウトのチェックリストに名前が上がる“プロ予備軍”といえる存在です。
2025年ブレイク候補の若手選手
2025年にブレイクが期待されるのは、下級生ながら頭角を現し始めた実力者たちです。
- MF鈴木聡太(セレッソ大阪U-18出身・2年)
→ 育成年代での実績は十分。2列目でのドリブル突破やスルーパスは特筆もの。今季の得点・アシスト次第で、一気に注目株に浮上する可能性大。 - DF杉山誠夢(東福岡高出身・2年)
→ ハードワークと粘り強い守備が特徴。1年時から出場機会を得ており、2025年はレギュラー奪取が現実的なポジションに。 - MF庄大空(静岡学園高出身・2年)
→ 高校時代に全国レベルで活躍。テクニックに加え、試合の流れを読むインテリジェンスもあり、上級生との競争の中でも埋もれない存在。
このような若手選手たちの台頭は、大阪学院大学サッカー部の育成力と将来性を示す証拠。2025年シーズン中の活躍によっては、Jクラブからの注目度が一気に高まる可能性があります。
大阪学院大学サッカー部の進路・Jリーガー輩出実績
「大阪学院大学サッカー部の卒業後の進路は?」「Jリーガーになった選手はいるの?」と気になる高校生や保護者に向けて、このセクションでは、プロ内定選手の実績から、JFL・社会人リーグ、さらには就職先の傾向まで詳しく解説します。
大学サッカーを選ぶうえで「卒業後のキャリア」は非常に重要なポイントです。大阪学院大学サッカー部は、Jクラブへの輩出実績だけでなく、幅広いキャリア支援体制を整えている点も魅力のひとつです。
過去にJリーグ入りした代表的な卒業生
大阪学院大学からは、これまでに複数の選手がJリーグクラブに進んでおり、大学サッカーからプロへステップアップした実績があります。
代表的な選手のひとりが、
- 近藤貫太(DF|2021年度卒):ガイナーレ鳥取(J3)に加入。大学4年時にはリーグベストイレブンに選出され、堅実な守備力と空中戦の強さで注目を集めました。
また、過去にはJリーグ育成型期限付き移籍として、トレーニング参加や特別指定選手として活動する選手もおり、関西学生リーグの舞台からプロへの道が十分に開かれていることがうかがえます。
さらに、大学サッカーで結果を残した後、JFLや地域リーグ経由でプロ契約を勝ち取る“下積み型”のJリーガーも複数誕生しており、「一気にプロ入りできなくても着実にチャンスがある」点が大阪学院大学の強みといえます。
JFL・社会人リーグ・指導者への進路例
Jリーグ以外にも、JFL(日本フットボールリーグ)や関西社会人リーグの強豪クラブへ進む選手も多く、実力に応じたキャリアを選択する土壌が整っています。
過去の進路例としては:
- FC大阪(現J3)
- 鈴鹿ポイントゲッターズ(JFL)
- おこしやす京都AC(関西リーグ)
- 阪南大クラブ(社会人)
これらのクラブでは、大阪学院大学出身選手が中心選手として活躍するケースもあり、大学サッカー→社会人リーグ→プロ契約という“逆算型”のキャリア形成も十分可能です。
また、指導者として高校・中学・ジュニアユース世代に進む選手も多く、卒業後にはサッカー指導の道に進む人材も多数輩出しています。教員免許の取得や指導ライセンスの取得支援もあり、選手→指導者という道にも対応可能な進路環境が整っています。
サッカー以外の就職先や進路も紹介
大阪学院大学はビジネス系学部を中心に、就職支援・キャリア形成のサポートが非常に手厚い大学として知られています。サッカー部に所属しながらも、学業との両立を通して一般企業への就職にも強いのが特徴です。
これまでの主な就職先には、
- 大手商社・メーカー(例:パナソニック、ダイキン、キーエンス)
- 地方銀行や保険・金融機関
- スポーツ関連企業・フィットネス業界(ゼビオ、ミズノなど)
- 公務員・教員への進路
などがあり、「大学でサッカーをやりきったあと、しっかり就職する」というルートも確立されています。
特に注目すべきは、“サッカー推薦入学で入ったから就職が弱い”ということが一切ないという点です。キャリアセンターやOBネットワークも強く、卒業後の道が見えているからこそ、在学中も安心して競技に集中できる環境となっています。
大阪学院大学サッカー部のまとめ
大阪学院大学サッカー部は、関西学生サッカーリーグ2部に所属しながらも、1部昇格を現実的に狙える実力を備えた注目の大学サッカーチームです。全国の強豪高校やJクラブ下部組織から多くの有力選手が進学しており、個の技術と組織的な戦術の両面で完成度の高いチームを築いています。
特に注目すべきは、フィジカルの強さと攻守の切り替えの速さを武器とするスタイル。関西リーグという大学サッカーの中でも屈指のレベルで戦う中で、試合ごとに安定したパフォーマンスを発揮しています。また、1年生や2年生といった下級生にも出場機会を与える育成型のチーム編成も特徴的です。
Jリーグクラブからの視察や注目も年々増えており、過去にはJ3クラブやJFLクラブに進んだ卒業生も複数名。将来的にプロを目指す選手にとって、大阪学院大学は確かなステップアップの場となっています。一方で、社会人リーグや指導者としての道、一般企業への就職など、サッカー以外の進路支援体制も充実。学内のキャリアセンターと連携したサポートにより、競技後の人生設計もしっかりと描ける環境が整っています。
選手育成の方針は「人としての成長」にも重きを置いており、技術だけでなく人間性を磨く指導方針がチーム全体に浸透しています。サッカーを通じて社会で活躍できる人材を育てる――それが大阪学院大学サッカー部の本質です。
大学サッカーの中で、確かな実力と育成環境を兼ね備えたチームを探している方にとって、大阪学院大学サッカー部は非常に有力な選択肢となるでしょう。選手層、進路実績、指導体制のどれを取っても、今後さらに注目度が高まるであろう大学サッカー部です。