第105回天皇杯全日本サッカー選手権大会の1回戦が5月25日に各地で行われ、和歌山県代表のアルテリーヴォ和歌山が、兵庫県代表のFC BASARA HYOGOとの打ち合いを4―3で制し、2回戦進出を決めた。会場は紀三井寺公園陸上競技場(和歌山市)。
地元開催となったこの一戦で、アルテリーヴォは前半15分に先制点を挙げ、理想的な立ち上がりを見せた。その後28分に同点に追いつかれるも、33分にすぐさま勝ち越しゴールを決め、2-1で前半を折り返した。
後半は8分に再びFC BASARA HYOGOに得点を許し、スコアは2-2の振り出しに戻る。しかし、ここから流れを引き戻したのは途中出場の杉浦晃太だった。前線で攻撃のスイッチを入れ続けた杉浦は、2ゴールを叩き出し、相手の反撃を1点に抑えたチームの勝利に大きく貢献した。
壮絶な点の取り合いを制したアルテリーヴォ和歌山は、6月11日(水)に行われる2回戦でJ1のセレッソ大阪と対戦する。舞台はヨドコウ桜スタジアム(大阪)。格上J1クラブに挑む大一番に向け、勢いそのままに臨む。