【天皇杯2025】福島ユナイテッドFC、圧巻の9得点で2回戦へ 次戦はJ1川崎Fと激突

第105回天皇杯全日本サッカー選手権大会の1回戦が5月25日に行われ、J3の福島ユナイテッドFC(福島県代表)が、関東1部リーグ所属の東京国際大学(埼玉県代表)と対戦。地元・とうほう・みんなのスタジアムで9―1の大勝を収め、2回戦進出を決めた。

この試合に勝利したチームは、J1の強豪・川崎フロンターレとの2回戦に進む。フロンターレは福島の寺田周平監督にとって、現役時代に長く在籍した思い入れ深い古巣でもあり、サポーターからも「この一戦に繋げたい」と大きな期待が寄せられていた。

試合は開始13分、ゴール前の混戦から森晃太が先制点を決めて福島が先手を取る。直後にミスから同点に追いつかれたが、25分には狩野のロングフィードに藤谷が合わせて勝ち越し。その後も攻撃の手を緩めることなく、前半だけで5得点を奪って試合を折り返した。

後半も福島の勢いは止まらず、最終的にスコアは9―1。天皇杯初戦から圧巻のゴールラッシュを見せつける形で、2回戦進出を果たした。

試合後、得点を決めた森は「川崎にいる元チームメイトの大関から“勝って来いよ”と連絡をもらっていた。試合ができることになって良かった」と笑顔を見せた。寺田監督は「個人的な感情は抑えているが、再び等々力で指揮を執れることは純粋に楽しみ」と語った。

一方、福島市出身でJFAアカデミー福島出身の東京国際大・齋藤晴選手は、「福島の地でプレーできて楽しかった。サポーターの声が温かくて、改めて良い場所だと感じた」と、敗戦にも前向きな言葉を残した。

福島ユナイテッドFCは、6月11日にJ1・川崎フロンターレとの2回戦に挑む。舞台は川崎市の等々力陸上競技場。監督にとっての特別な一戦、そしてクラブにとって大きな挑戦が待ち受ける。

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