第105回天皇杯全日本サッカー選手権大会が5月25日(日)に本格開幕を迎える。広島県代表として出場するのは、地域リーグ中国サッカーリーグ所属の福山シティFC。初戦は同日午後1時から、ホーム・エディオンピースウイング広島にて、徳島県代表のFC徳島と対戦する。
福山シティFCは、4月20日に行われた「MIKASA CUP 全広島サッカー選手権大会決勝大会」決勝で、広島大学を4―0で下し、2年連続5回目の天皇杯出場を決めた。
試合は立ち上がりから福山シティがボールを支配し、左サイドからのクロスに中央が反応して先制。さらにセットプレーから追加点を挙げ、前半のうちに2点のリードを広げた。勢いに乗る福山シティは前線からのプレスで相手のミスを誘発し、前半のうちに3点目を奪取。そのまま3―0で前半を折り返した。
後半は広島大学も反撃に出てボールを保持する時間を増やしたが、福山シティは落ち着いて対応し、終盤にさらに1点を追加。終始試合をコントロールし、4―0で完勝を収めた。
広島県代表の座を手にした福山シティは、1回戦でFC徳島と対戦。この試合に勝利すれば、2回戦ではJ1・アルビレックス新潟との一戦(6月11日、デンカビッグスワンスタジアム)が控えている。全国舞台でのジャイアントキリングに向け、まずは初戦での快勝が求められる。
創設以来、地域リーグからJリーグ参入を目指して着実に力をつけてきた福山シティFC。地元のスタジアムで迎える天皇杯本戦初戦。全国の舞台で存在感を示すチャンスが、いよいよ目前に迫っている。