FC今治(J2)、天皇杯初戦で鹿児島ユナイテッドFCと対戦|5月25日(日)13:00

第105回天皇杯全日本サッカー選手権大会は5月25日(日)に1回戦が行われ、J2のFC今治が鹿児島県代表・鹿児島ユナイテッドFCと対戦する。キックオフは午後1時、会場は今治市のアシックス里山スタジアム(アシさと)。Jクラブ同士の対決となる注目のカードだ。

鹿児島ユナイテッドFCは、5月11日に白波スタジアムで行われた「西原商会Presents 第40回鹿児島県サッカー選手権大会」決勝で、鹿屋体育大学を4―1で下し、5年連続11回目の天皇杯本戦出場を決めた。

試合は立ち上がりから鹿児島が主導権を握った。前半2分、鹿屋体大のゴールキーパーのパスミスを突いたンドカの先制点で勢いづくと、7分後には右サイドのンドカから川島を経由したクロスに武星弥が合わせ、2点目を追加。テンポの良い攻撃で試合の流れを掌握した。

後半に入り、鹿屋体大が1点を返して反撃を試みたが、28分に谷田のヘディングで3点目を奪い、31分には河村の左クロスをキャプテン・稲葉修土が押し込み、勝負を決定づけた。約2000人の観衆が見守る中、鹿児島ユナイテッドFCが貫禄を見せる内容で4―1の快勝を収めた。

試合後、得点を挙げた選手たちは次戦に向けて意気込みを語った。2点目を決めた武星弥は「得点が出れば、ひとつ吹っ切れるものがあると思っていた。これからもゴールにこだわっていきたい」とコメント。主将の稲葉は「最低限のミッションは達成できた。リーグ戦では難しい試合が続いているが、目指す場所を再確認しながら進んでいきたい」と語り、チームの結束と成長への意欲をにじませた。

鹿児島ユナイテッドFCはJ3所属ながら、経験豊富な選手が揃う強豪。対するFC今治は今季からJ2に昇格した新興勢力であり、両者の一戦は初戦から見応えある熱戦が予想される。

なお、鹿児島ユナイテッドFCはこの天皇杯1回戦の直前となる5月17日、ホームで福島ユナイテッドFCとのJ3リーグ戦を控えており、連戦の中でチームマネジメントが問われる一方、勢いを維持して今治戦に臨む構えだ。

全国88チームが頂点を争うノックアウト方式の天皇杯。その初戦から実現した“Jクラブ対決”は、J2・J3の垣根を越えた実力勝負となる。地元・今治のファンの声援を背に、ホームのFC今治が初戦突破を果たすのか。それとも、連続出場の鹿児島ユナイテッドFCが上位進出へ向け、第一歩を踏み出すのか。運命の一戦は、間もなくキックオフを迎える。

人気ランキングRANKING

おすすめ記事RECOMMEND

注目タグPOPULAR TAG

サッカー関連公式サイト一覧